About Us

真の価値を提供するDESIGNの構築を

thinking DESIGNは、デザインの概念を押し広げながら、できるだけ多くの企業の方々に真の価値を提供するDESIGN構築に取り組んでいます。

私たちのチームは、40年にわたるキャリアの中でアイデンティティやブランド、編集に携わるかたわら、インターネットの発展とともに多くの創造的探究を行ってきました。その中でのコア・テーマが「感情とテイスト」です。
一人ひとりが持つ感情とそれに伴う考えや行動が個人の生き方までも変えてしまう––––。そんな感情の変化はこれまでブラックボックスの中にあり、そこにアクセスできるのは優れたクリエイターのみとされてきました。

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thinking DESIGNは、デザインを大きく3つのカテゴリーで認識しています。レガシーなグラフィックデザインである「design」、webでの表層のデザイン全般を指す「Design」、そして経営のための大義(パーパス)や価値観、ビジョンなどを考えるための「DESIGN」です。これらをそれぞれの文字表現によってカテゴライズしています。

クリエイティブプロセスは「考えるデザイン」と「つくるデザイン」といった2つの段階に分かれます。私たちは、これらの思想と表現をつなぐものとしてテイスト理論を構築しました。

生成AIがプロンプトによって今まで眠っていたAIの巨大な能力を発揮し始めたように、テイスト理論は、人間の感情に根ざした思考パターンとAIを融合させ、個人の思考・行動パターンを「テイスト」として数値で表現できるようになっています。
これまでは不可能だった「感情の客観化」を実現し、世界規模の感情トレンド空間を把握することを可能にしたのです。このことにより、誰にとっても役に立ち、そして誰にでも手に入れることができる、そんなブランドを構築する方法を生み出すことができるようになりました。

Service

インタビューとテイストを用いたブランドの構築

thinking DESIGNは、ブランドを“内面の哲学的・心理的構造”に基づいて定義し、「Emotional Brand」と呼んでいます。

「Emotional Brand」は、感情をインタビューとテイストという価値基準値を用いてAIによって客観的に評価し、数値化された世界の今の感情のステージへとドロップしてポジションを得る論理的手法を用いています。
この手法により、従来の静的・物質的ブランドから構造化された感情や思想=情報的・動的な設計(ビット)へと移行が可能となり、ブランドの“解像度”が飛躍的に上がります。

従来形ブランディングとEmotional Brandの違い
機能 従来のブランド戦略 Emotional Brand
対象 顧客と競合 経営者の内面と哲学
主な役割 差別化戦略、ポジショニング 存在理由、思想構造、価値判断の一貫性
アウトプット 差コピー、ペルソナ、トンマナ 感情を基盤とした体系的アプローチ
依存性 ストラテジストの手腕 AIと人間の融合による再現可能な方法論
拡張性 部分最適が多い 全体最適/一貫性の基盤

従来のブランド戦略は「目的地(コピー・VI)」を提示しますが、Emotional Brandは「出発点(感情と思考の構造)」を整備し、コピー・VI、空間設計、SNS運用、採用活動といったすべてにおいてテイストによる統一した振る舞いを提供します。

『AI時代は従来の1/100の人数で現在の80%の仕事をし、より以上のクオリティと収益を上げることができる』といわれています。

私たちはたった二人のチームですが、eAIとの協業により、今までのブランド、デザイン企業以上のクオリティを担保することができます。思想が構造化され、AIが生成・補強・再現を担うこれからの時代において、価値を決めるのは“人数”ではありません。“構造と問いの深さ”が成果を大きく左右します。

Emotional Brandの特徴
項目 従来のブランディング会社 テイスト理論×AIによる設計型
チーム人数 20〜50名(多職能連携) 1〜3名(思想設計者+実装支援)
作業時間 数ヶ月〜1年 数週間〜2ヶ月
工数の主因 意思統一、方向修正、出戻り、感覚的判断 感情・テイスト構造に基づいた合意形成
品質の揺らぎ 個人スキルや関係性に依存 構造化された思想に基づき再現性あり
収益性 人件費・会議コスト大 コンパクト運用、高粗利構造が可能

The Brand OSを目指して

感情とテイストという概念を再構築し、小規模なチームながらもAIと協業することによって感情を可視化することを可能にしました。
かつて、写真の発達が絵画の優先順位を劇的に変化させたのと同様、AIの発展はデザインの優先順位を劇的に変化させます。その始まりが私たちの開発したEmotional Blandというフレームワークであると確信しています。

このフレームワークはどのような変化を促すのでしょうか?
AIがロゴやレイアウト、画像などを自動生成できる今、人間がやるべきは「なぜ・何のために・誰のために創るのか」という問いへの設計になります。つまり、「つくるデザイン」から「考えるデザイン」へと変化するのです。
・表現から「構想」へ
・見た目から「意味」へ
・アウトプット重視から、「大義のあるクリエーション」へ

従来のデザインは「美しくあること」「整っていること」に主眼を置いていました。しかしAIがそれらを容易にこなせるようになった今、人間に求められるのは「何を表現すべきか」「その価値は何か」という判断力・編集力・思想力、そして概念力です。
とりわけ私たちが大切にしているのが概念操作力で、AIとの協業で概念を破壊し、再構築することでその創造性を最大限に引き出せます。そして、経営のためのデザインの本質は間違いなくこの部分にある、そう理解しています。

私たちは、過去からつながる近道を走るのではなく、新しいAI時代のブレイクスルーを生み出すことを目的に、長期的な視野で正しく構築できる道を走り、経営と消費者の利益が最大化することを目指します。それはThe Brand OSを確立する道でもあり、「役に立てば立つほど、儲かる」という大義を実現するビジョンでもあります。

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