AIとクリエイターの協業で感情を可視化し、ブランドを構築
thinking DESIGNは、AIとクリエイターの協業によって感情を数値化、可視化することを実現したブランドデザイン企業です。
誰もが私たちのツールと知恵を使って、もっと素晴らしいブランドを育て成長させることができる未来を考えています。
現在のブランディングは、トップクリエイターによる大企業へのクリエイティビティに脚光が集まっています。翻って中小企業のブランディングを考えると企業が必要としているにもかかわらず、その多くが費用と機会の両面でブランド概念を効率的に活用することを困難にしているのではないでしょうか。
企業の潜在能力に反してブランディングが難しく、その結果、素晴らしい商品を受け取る権利のある消費者と企業の間に大きな損失が生まれてしまっているのです。
私たちは、このようなギャップを埋めるためにthinking DESIGNを構築し、AIによる感情の数値化、そして可視化を実現しました。
私たちがthinking DESIGNを手がける理由、それは、より多くの中小企業が感情を使ったブランドで未来を築いていただきたいからです。
思想と表現の間をつなぐ「テイスト」
AIとクリエイターとの協業により感情を可視化する、そのような術を手に入れたことにとても興奮しています。より柔軟で適応性に優れ、パーソナライズされたこのAIシステムを、『eAI』(emotional AI)と名付けました。
eAIはブランディングの分野で大きな可能性を秘めています。
現在のブランディングは、確かに見え方の操作性は優れています。けれども、私たちはその前段のレイヤーである哲学や価値こそがAI時代のブランディングであると確信しています。
多くのプロジェクトでは、人の感情、いわゆる内面と、それらを具現化し、造形化するデザインとの接続がうまくいかないばかりに「ビジュアルは整っているのに、本質的な共感が生まれない」「トレンドは押さえられているのに、“らしさ”がない」といったズレが生じています。
この「思想と表現の間」をつなぐものこそ、AIとクリエイターとの協業によって再定義された「テイスト」なのです。
「テイスト」は感情をベースにした世界の再構築
人間の視覚情報は、写真のRAWデータのように圧縮され、抽象化された状態で目から脳に伝達されるといわれています。伝達されたRAWデータはその後、自らが持つ固有の感情をフィルターにしてレンダリングされ、知覚されます。個々人の感情の中で世界を認識しているわけですから、それが一人ひとり違っていても決して不思議はありません。
つまり、人間の基本的な性質である生理的要素(生存本能、社会性、好奇心、パターン認識能力)と後天的要素(学習による体験の蓄積・文化的影響・社会的役割)、そして現在の環境(状況)ステージの違いが感情を左右し、大きな影響を持って現在のテイストをつくるのではないか。そう仮定することから始まっているのがthinking DESIGNの「テイスト」という概念であり、「テイスト」によって世界は再構築されていると私たちは考えているのです。
感情を可視化して「らしさ」を取り戻す、Emotional Brand
かつて、一つの企業が競合する他社と差別化する方法として(見た目重視の)デザインやキャッチコピーが脚光を浴びる時代が長く続きました。けれどもそれらは今、急速に均質化しています。なぜなら、画像生成AIや言語生成AIなどの技術により、誰もが高度な表層表現を容易に出力できる時代になったからです。
このような時代において、本質的な差異性とは何でしょうか。それは、外側の見た目ではなく、内側にある感情・価値観・生き方の違いから導かれるブランディングに違いありません。
自分や他者の感情リアリティを可視化し、共有を可能にするブランディングは、企業・組織・そしてブランドが本質的な「らしさ」をとり戻すためのthinking DESIGNのフレームワークとなります。私たちはそれを「Emotional Brand」と名付けました。
感情とブランド認知の関係を可視化し、活用できるシステムを構築
thinking DESIGNでは、テイストを通してAIが人間の感情や態度・信念・行動などを深く分析し、可視化します。これはまさに、今後のデザイン業界でのパラダイムシフトを引き起こすツールと考えられるでしょう。
私たちは、感情の分析技術と独自のテイスト理論、それらのテイストの16ステージへのマッピングなどを組み合わせることで、これまでブラックボックスとされてきた感情とブランド認知の関係を可視化し、実践的に活用できるシステムを構築しています。
このことによって可能になるのは、洞察と測定、目的とブランド戦略、ブランドテイスト(人格)、感情的アイデンティティ、ビジュアルアイデンティティ、採用と組織形成です。 人間は感情で動きます。生成AIがAGIへと進化してマルチモダールの精度が上がることにより、「Emotional Brand」はより力を得て多くの役割を果たすようになります。
今後は、thinking DESIGNの大義である「役に立てば立つほど、儲かる」を実践することで社会に貢献できるだけでなく、私たち自身の向上にもつながるよう、未来を切り開いていきます。
Q&A
従来の課題
* 経営者や製作者の経験や感性、直感に依存
* 客観的な検証や測定が困難
* トレンドのイメージ訴求にとどまる
eAI×Brandの解決策
* 感情の数値化:詳細インタビューとAI分析による客観的評価
* 「テイスト」指標:思考・行動パターンの価値基準を数値化
* 「Emotional Brand」:細分化された感情ステージでの独自ポジション発見
人間の購買決定の約95%は無意識・感情的に行われています。しかし、これまでその感情領域は「ブラックボックス」とされ、優れたクリエイターの直感にのみ依存していました。eAI×Brandは、このブラックボックスをAI技術で解明し、アクセス可能にします。
Emotional Brandの特徴
* 無限のポジション:競合との差別化が可能な独自の立ち位置を発見
* 時系列シミュレーション:過去・現在・未来の価値創造をモデル化
* リアルタイム更新:世界の変化を継続的にキャッチし反映
* 視覚化とストーリー:抽象的な感情を具体的なブランド体験に変換
感性や直感ではなく、数値化されたデータに基づく客観的ブランディング
●独自性の発見
「感情の森」で競合とは異なる唯一無二のポジションを明確化
●継続的進化
リアルタイムデータ更新により時代と共鳴するブランドを維持
●実践的活用
抽象的な感情を具体的な視覚情報とストーリーに変換

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